【要約】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代を読んだので要約を書きます。

内容の構成

本書は各章のテーマに合わせて、まず結論を述べ、それを証明する様々な事例や研究内容などを紹介する形式になっています。その事例としてコンサルタントや大統領、会計士、教師、脚本家など様々な職業の方の体験や有名大学の研究が登場します。各章非常に読み応えがあります。

全体は約400ページあるため、読み切るのにはかなりの時間がかかりました。章によってはかなり長い部分もあるので、各章で話したい内容を掴んだらザックリと斜め読みするのも良いかもしれません。

印象に残った内容

本書で印象に残った部分を雑にまとめます。自分用のメモです。

成功から最も近いのも、最も遠いのもギバー
  • ギブ・アンド・テイクの関係には、「ギバー」「テイカー」「マッチャー」という3種類が存在する。
  • 調査によれば、成功から最も遠いのがギバーであるが、同時に最も成功しているのもギバーである。
利益のパイを大きくする
  • テイカーは利益のパイからできるだけ多くを取ろうとする。マッチャーは利益のパイが相手と同じになるようにする。ギバーは利益のパイ自体を大きくする働き方をし、利益の最大値をあげる。
  • パイを取り合うのではなく、協力してパイを大きくすることが重要
与えるだけは身を滅ぼす
  • ギバーでも他人に与えっぱなしでは燃え尽きてしまう。
  • どこで、どのようにどれくらい与えるかを決めること、知ることが出来れば燃え尽きることは無い。与えていることや貢献が実感ができれば良い。ギバーであっても、その貢献を感じることが出来なければ燃え尽きて、諦めてしまう。
  • 自分にも同じくらい与えるようにする。他人にも与えるし、自分にも与える。自己犠牲の精神が強いギバーは成功しないギバーになる。